ズルズキン [編集]
No.560 タイプ:あく/かくとう 通常特性:だっぴ(ターン終了時に1/3の確率で状態異常が治る) じしんかじょう(相手を倒すと攻撃力が1段階上がる) 隠れ特性:いかく(場に出た時か戦闘中この特性を得た時、場に出ている相手全員の攻撃を1段階下げる) 体重 :30.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
エスパー・ゴーストタイプに強い格闘タイプ。同タイプは他にゴロンダのみ。
攻撃力はあちらの方が上だがとびひざげりを覚えられるので技の威力ではこちらの方が上。
火力もりゅうのまいやビルドアップ、特性じしんかじょうで補強可能。
耐久力は素でもなかなかあり、等倍の攻撃は余裕で耐えられ、
スカーフやりゅうのまいを使用した場合112族まで抜ける。
ねこだましを覚えるのでカポエラーの存在が気になるもののダブルでも活躍できる。
第6世代では環境的にかなりの逆風であり自身の性能も大きく弱体化。
フェアリータイプの登場により4倍弱点が追加されてしまい、不意のフェアリー技で落とされやすくなってしまった。
これにより弱点の少なさを売りにしていた耐久型は非常に厳しくなった。
特にマリルリは天敵の中の天敵で威嚇があってもじゃれつくで落とされ安易に動くとはらだいこの起点にされかねない強敵である。
こちらはどくつきしか有効打がなく1舞しても無補正だと確定2発なので対面してしまったら逃げるしかない。
攻撃型もファイアローの流行で動きづらくなり、大きく数を減らすことになった。
特性考察 [編集]
- だっぴ
- アタッカー型ではまひややけどを回復できるので止まりにくくなる。
耐久型ではどくどくが怖くなくなり、ねむるからの素早い回復も可能。
必ず回復できるとは限らないが、状態異常技を起点に積むこともできる。
同特性の格闘タイプはいないが、こんじょうで状態異常に強いローブシンなどの存在が気になる。
- じしんかじょう
- スカーフやりゅうのまいと合わせて全抜きを狙える。
同特性ヘラクロスとはタイプや技が違うものの、火力・素早さでは負けている。
- いかく
- 物理耐久を底上げできるが、格闘弱点が痛く物理受けとしてはいまひとつ。
物理を流しつつりゅうのまいを積むかハチマキで圧力をかけることはできる。
特性まけんきやクリアボディに注意。
ライバルはカポエラー。素早さや耐性では劣るが素の耐久力はこちらが上。
技考察 [編集]
型考察 [編集]
とつげきチョッキ型 [編集]
特性:いかく
性格:いじっぱりorしんちょう
努力値:H244 A252をベースにS調整
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:ドレインパンチ
優先技:はたきおとすorかみくだく(両立も可)
攻撃技:とびひざげり/れいとうパンチ/かみなりパンチ/ほのおのパンチ/どくづき/ストーンエッジorいわなだれ
チョッキを持つことで特防特化並みの耐久を維持し、弱点であった控えめな火力をA振りで補う型。
威嚇により物理アタッカー相手でも対面からなら打ち合える。
A振りドレインパンチによる延命力と圧力掛けにより、タイマン性能が高い。
叩き落すを持つことで、サイクル戦にも強くなる。
反面、補助技、特に積み技が持てなくなったことにより、積みエース・全抜き性能はなくなってしまったため注意。
高いタイマン性能と対特殊繰り出し能力を活かして、サイクル戦において活躍させていきたい。
龍の舞アタッカー型 [編集]
性格:ようき
特性:だっぴorじしんかじょう
努力値:素早さ252 攻撃orHP252
持ち物:ラムのみ/たつじんのおび/いのちのたま/きあいのタスキ
確定技:りゅうのまい/とびひざげりorドレインパンチ
選択技:かみくだくorはたきおとす/ストーンエッジ/ほのおのパンチ/れいとうパンチ/
しねんのずつき/どくづき/アイアンヘッド/ちょうはつ
1回舞えば112族まで抜ける。竜舞、じしんかじょうをいかに発動させるかが鍵。
一度はまれば等倍とびひざげりだけでほとんどのポケモンを落とせる。
スタイルは1回舞ってから飛び膝蹴りか、耐久振りで2回舞ってからドレインパンチのどちらか。
2回舞う場合でも最速推奨。素早さがギリギリな上、2回舞わないと動けすらしないというのは運用上問題がある場面が多い。
格闘と相性のよい岩技だが、HPはそれほど高くはないので諸刃は反動がきつい。
エッジの方が使いやすいと思われるが、適宜使い分けで。
相手の持ち物(特にスカーフやいのちのたまなど)を見誤り下手に竜舞してしまうと何もできずに落ちてしまう。
はまれば強いポケモンではあるが危険と思われるポケモンがいるときは無理に狙わないようにしよう。
- 特性
自信過剰と脱皮の選択。
竜の舞と自信過剰の相性は良く爆発的に火力が増強できる。
一方で竜舞警戒で鬼火や電磁波などの状態異常技をうたれることが多く、脱皮も自信過剰にひけをとらない。
守るで発動機会を増やすこともできる。
↑ためしに特性脱皮で冷P/飛び膝/噛み砕く/竜舞@達人の帯でこの型をつくってみたがかなり使える。
実際に使っていて、竜舞をみせると鬼火や熱湯をうたれることが多かった。
上手く脱皮が発動すれば無双することもできた。
- たつじんのおび
ズルズキンは一度攻撃を耐えてから竜舞というケースが多い為、HPを削るいのちのたまとは相性が悪い。
陽気AS252なら相手に112族を上回る素早さをもったポケモンがいなければ自信過剰も相俟って竜舞1積みでも脅威。
↑たつじんのおびより、くろおびの方が良くないか?とびひざげりを抜群で入れられることなんてなかなかないし、
あったとしても抜群なら道具補正なくても一撃で倒せる。むしろ等倍とびひざげりで倒せる範囲を広げた方が得策だと思うのだが。
↑A無振りの1積み冷パンや噛み砕くで201ガブ、ラティアスが確定になったりするから重宝してるよ。
要するに飛び膝以外の技の威力の低さを補うためのもの。
- きあいのタスキ
持ち物に追加。舞えれば相性が逆転するポケモンも多い。陽気AS252自信過剰飛び膝/噛み砕く/エッジ/竜舞で運用してみたが
行動が約束されるのはかなりの利点。最悪アローと対面してもエッジで無理やり倒すことも出来る。対面させないのが一番だが。
- ドレインパンチ
耐久があり攻撃範囲もそこそこ広いのでリスクのあるとびひざげりよりも優先されることも。
確定数がずれることでさらに竜舞を積むチャンスもある。
HじゃなくてBDに振ることで相対的な回復量は増えるが無駄は多い。耐久に振る場合H全振りが安定か。
努力値の割り振りはビルドアップ型での考察も参考に。
↑ASぶっぱで使用したが、等倍にゴリ押しする飛び膝と弱点に命中安定で撃つドレパンでは用途が違うため、両立するのもアリ。
ただし飛び膝/ドレパン/悪技/竜舞だとフェアリーに打点がないので注意。
- HPと攻撃の努力値調整について
HPに振った方が安定性が増し、積むチャンスは増える。
しかし火力不足が深刻で、とびひざげりでも一撃で倒せない相手が多いため、道具による攻撃補正が役に立つ。
ビルドアップ型 [編集]
特性:だっぴ
性格:わんぱくorしんちょうorいじっぱり
努力値:HP252 攻撃or特防252or調整
持ち物:たべのこし/オボンのみ/ラムのみ/カゴのみ/ヨプのみ
確定技:ビルドアップ/ドレインパンチ
攻撃技:かみくだくorはたきおとす/ストーンエッジ/ドラゴンテール/れいとうパンチ/ほのおのパンチ
補助技:ねむる/ドわすれ/ちょうはつ/みがわり
ビルドアップを積んでドレインパンチで回復しながら戦うor眠ってから攻撃。
だっぴで状態異常に強いというのは積みアタッカーとしては心強いはず。
積まない状態のドレインパンチでH4振りサザンドラを確1にするには性格はいじっぱり必須。無補正だとギリギリ確2。
↑ダメージ計算をした所、積まない状態のいじっぱりA252振りズルズキンのドレインパンチでは確2。
積んだ状態の無補正A252振りズルズキンのドレインパンチで高乱数1だった。
サザンドラを意識するなら必ずしもいじっぱり必須ではない。
- みがわり
飛び膝蹴りを入れる場合、ゴーストにピンポ読みで出されることが多い。
身代わり後ならゴーストは悪技を警戒し、ビルドアップを積むチャンスを作ることができる。
そのほか様子見にも。食べ残しとの相性もいい。
- カゴのみ
特性脱皮なら自分のねむるでも発動するので微妙か。安定を求めるなら。
2回目のねむるでも素眠りよりは早く動ける可能性が高い。
ちなみに脱皮で眠ったターンに起きない確率は2/3、次が4/9、次で8/27でこの次のターンに確実に起きる。
特性自信過剰ではねむるのおかげで状態異常技を気にせずにすみ、ビルド+自信過剰でかなりの火力が出る。
ねむるを入れる場合火力を重視するならとびひざげりを。
脱皮発動率1/3を大きくみるか、火力を求めるか、その辺りは仮想敵や好みの範囲。
- オボンのみ
守るor身代わり採用しないなら。積んだ後の安定感が段違いに。
- 耐久
しんちょうHD振りなら控えめサザンドラのりゅうせいぐんは2発余裕を持って耐える。
しんちょうでもD無振りだと高乱数で2発で落ちるが低乱数で耐える。わんぱくでもD252振りなら2発耐える。
しんちょうならH252D84、わんぱくならH252D196が2発耐えるライン。
性格と振り方は何を想定するかで調整してもいいのかもしれない。
わんぱくでD252振るよりしんちょうで特防調整して残り防御のほうが硬くなる。
BDVとして、わんぱくB4D252振りで実数B149D167。
しんちょうだとB124D132振りで実数B151D167。
ビルドアップの性質上、こうげきとぼうぎょの実数値が2の倍数になれば無駄がない。とはいえ微々たるもの。
仮想敵をつくるなら252振りよりは調整したほうが、すばやさや火力にも余裕をもてる。
防御特化でもきあいだまが飛んでこない限り特殊はHP振りだけでも耐えられる。
ランクルス@いのちのたまのきあいだまで確1。このあたりが気になるなら特防寄りにするかドわすれを。
耐久型でもいわれているとおり、食べ残しとまもるの相性がいい。
あと食べ残しを持たせる場合、実数値161(HVに164振り)で16n+1となり無駄が少ない。
ここまでHを減らすと素の耐久が少し下がるので考えものではあるが。
オボンの場合ならH全振りでちょうど4nになる。
- すばやさ
素早さ個体値がVの時28振りで4振り60族抜きができる。
ラプラスの絶対零度なども身代わりで防げるようになる。
こちらが積んでると、向こうとしては一撃必殺で対処してこようとするから、身代わりと4振り60族抜きは相性良い。
わんぱくでバンギ抜き調整H252残りBでドレインパンチ/冷凍パンチ/噛み砕く/ビルドアップ@食べ残し
で砂パ対抗兼ブルンゲル潰しとかやってみた。
ドラゴンテール対決で逆に追い越されるなら冷凍パンチに変えたらドラゴン潰しとしてまた違う活躍をしてくれた。
こいつでビルドレをやるとローブシンが気になる。
物理の火力耐久、先制技の存在、対格闘でブシンに劣るためブシンのほうが使用率が高い。
ズキンを使うなら、エスパー・ゴーストに強い点や特殊耐久の高さでブシンと差別化したい。
こだわりハチマキ型 [編集]
特性:いかく
性格:いじっぱり(推奨)orわんぱくorしんちょう
努力値:H252 A252をベースに耐久調整、残りS
持ち物:こだわりハチマキ
確定技:はたきおとす/ドレインパンチ
優先技:とびひざげり
攻撃技:かみくだく/かみなりパンチ/れいとうパンチ/ほのおのパンチ/どくづき/アイアンヘッド
独特なタイプ構成と優秀な特性威嚇により、流し性能はわりと高く有利不利も分かりやすい。
控えめなA種族値をハチマキで補い、交代先に高負担を狙っていく。
受け出し相手にかなりの圧力をかけることのできるはたきおとすは確定。
一致で威力も高く、サイクル戦に向いた有効な追加効果を持つ。
ドレインパンチも確定。ハチマキ火力のため回復しながら相手に負担をかけられる。
殴り合いになっても打ち負けしにくい。
・とびひざげり
最大の採用理由はメガガルーラ確1を狙うため。また、序盤のサイクル崩しを狙う高火力技。
悪複合によりゴーストを呼びにくいのも評価点。
・かみくだく
中盤以降のサイクルにおいて、安定火力の悪技が欲しい場合採用。
こだわりスカーフ型 [編集]
特性:いかく
性格:ようき
努力値:攻撃252 素早さ252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:とびひざげり/かみくだく
選択技:ストーンエッジ/れいとうパンチ/かみなりパンチ/ほのおのパンチ/どくづき
フェアリー技でやられる前に、先手で攻めることを重視した型。
最速にすればメガガルーラ、ガブリアス、ラティオス、ゲンガーなど先手で弱点をつける相手が多い。
ただ若干火力が足りないので、ある程度相手を削っておくか、味方の先制技での後処理が必要。
そこそこある耐久といかくによって繰り出し・流し性能は高い。
とびひざげり :H4メガガルーラ乱1(96%~113%)。
かみくだく :H4ゲンガー確1。H4ラティオス確2(82%~97%)。
ストーンエッジ:H4化身ボルトロス確2(77%~91%)。
れいとうパンチ:H4ガブリアス確2(76%~91%)。
かみなりパンチ:H252ギャラドス確2(81%~97%)。
【ダブル・トリプル】いかく基本型 [編集]
特性:いかく
性格:いじっぱりorわんぱくorしんちょう
努力値:HP252 火力調整 素早さ調整 余り耐久
持ち物:だっしゅつボタン/オボンのみ/ラムのみ/たべのこし/ロゼルのみ/とつげきチョッキ
確定技:ねこだまし/はたきおとす
優先技:ドレインパンチorけたぐりorかわらわり
攻撃技:バークアウト/イカサマ/いわなだれ/がんせきふうじ/れいとうパンチ/いかりのまえば
補助技:ファストガード/ちょうはつ/よこどり/ほえる/みきり
威嚇と猫騙しを両立し、カポエラーとは違い一致悪技により霊超に打点を持てる。
威嚇と猫騙しを両立するのはズルズキンとカポエラーのみ。
カポエラーにはない対霊性能が求められる場合に採用される。よって悪技は確定。
- カポエラーとの比較
- ○ 一致悪技による対霊性能。
○ 種族値上の耐久力で完全に勝る。
○ ドレインパンチによる延命力。
○ ちょうはつ・よこどり・バークアウトを覚える。
● 4倍弱点を持つ。
● ワイドガード・フェイントを覚えない。
● やや鈍足。
- ズルズキンのみ習得できる有用な技
ドレインパンチ/ちょうはつ/よこどり/ほえる/いかりのまえば/がんせきふうじ/はたきおとす/バークアウト/イカサマ - カポエラーのみ習得できる有用な技
インファイト/ワイドガード/フェイント/てだすけ/がむしゃら - 両者ともに習得できる有用な技
けたぐり/かわらわり/ファストガード/いわなだれ/みきり
対ズルズキン [編集]
- 注意すべき点
多くの格闘が苦手とするエスパーやゴースト、状態異常に強い。
耐久が高め。防御は威嚇、特防はチョッキで更に補強。
りゅうのまいやビルドアップもあり、型を読み違えると複数回積まれる恐れも。
- 対策方法
フェアリータイプなら一致技を半減し、4倍弱点を突ける。
チョッキ型は落としにくいが、火力を補強できないのでこちらが落とされる心配も無い。
竜舞型は先制技やスカーフ、ビルド型は特殊技に弱い。鈍足なのでちょうはつも有効。
覚える技 [編集]
レベルアップ [編集]
技マシン [編集]
過去作技マシン [編集]
タマゴ技 [編集]
教え技 [編集]
遺伝 [編集]
遺伝経路 [編集]
全てドーブルでOK。
ドわすれ | : | ナマケロなど | |
カウンター | : | ナマケロ、ルカリオ | |
みきり | : | キモリ、ルカリオ、コジョフーなど | |
ファストガード | : | キモリ、ルカリオ、コジョフー、ニャオニクス♂ | |
ねこだまし | : | コジョフー、ニャスパーなど | |
りゅうのまい | : | タッツー、ギャラドス、ミニリュウ、チルタリス、キバゴ | |
だましうち | : | 自力 | |
ほのおのパンチ | : | ORAS教え技 | |
れいとうパンチ | : | ORAS教え技 | |
かみなりパンチ | : | ORAS教え技 | |
ドレインパンチ | : | ORAS教え技 | |
しねんのずつき | : | ORAS教え技 |
遺伝先 [編集]
かみくだく | : | リザードン/リングマ/ジュカイン/ライボルト/スカタンク/ルカリオ/ドサイドン | |
きあいパンチ | : | リザードン/オコリザル/グランブル/ゴウカザル/ミミロップ/ヒヒダルマ/ツンベアー | |
けたぐり | : | ギャロップ/バシャーモ/ミミロップ/ルカリオ/ヤナッキー/バオッキー/ヒヤッキー/コジョンド | |
とびひざげり | : | ルカリオ | |
もろはのずつき | : | ニドキング/ドンファン/サザンドラ |