サザンドラ [編集]
No.635 タイプ:あく/ドラゴン 特性:ふゆう(地面タイプの技を受けない) 体重:160.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
※特性「ふゆう」により、じめん無効
唯一の「あく×ドラゴン」の複合タイプを持つポケモン。
高めの特攻から繰り出される流星群と、相性補完となる豊富なサブウェポンの組み合わせが非常に強力。
6世代では悪タイプとしての面が強く、並以上の耐久を有しつつ一貫性が増した霊悪の一貫性を消せる貴重な存在。
その他、天敵ラティオス・ウルガモスの減少、メガゲンガーの台頭、相性補完に優れるギルガルドの登場などの環境要素により、
フェアリー4倍弱点ができてしまったものの、採用機会は増えている。
広い技範囲+一貫性の増した悪の波動の存在により、サザンドラより遅い相手には大きな負荷を与えることができる。
フェアリータイプには一致技を両方半減以下+一致4倍弱点を突かれるため苦手。
特にマリルリは竜・悪・炎・闘を全て半減以下に抑えられ、蝶舞ウルガモスと並び下手に動けば腹太鼓の起点にされかねない難敵である。
最新世代の考察はこちらに、過去世代の考察はこちらに、ネタ考察やマイナー考察はこちらにあります。
技考察 [編集]
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 追加効果 | 備考 | |
あくのはどう | 悪 | 80(120) | 100 | 怯み20% | 一貫性の高いメインウェポン。 | |
りゅうせいぐん | 竜 | 130 | 90 | 特攻↓↓ | 主力技。ほぼ撃ち逃げ専用になるのが難点。 | |
りゅうのはどう | 竜 | 85(127) | 100 | デメリットがないのは強みだが、序盤のサイクル崩しに向くサザンドラにはやや不向き。 | ||
だいもんじ | 炎 | 110 | 85 | 火傷10% | 竜技との補完としては優秀だが、軸となる悪技との補完度は並。 クチートやキリキザンなど悪半減の鋼ピンポイント気味。 | |
かえんほうしゃ | 炎 | 90 | 100 | 火傷10% | 命中安定の炎技。 | |
きあいだま | 闘 | 120 | 70 | 特防↓10% | 大文字同様優先度は低くなった。対象はバンギラスくらいか。 | |
だいちのちから | 地 | 90 | 100 | 特防↓10% | ヒードラン確1のため採用。または炎技を切った場合の対鋼技。 | |
ラスターカノン | 鋼 | 80 | 100 | 特防↓10% | フェアリー交代読み。悪鋼で等倍範囲は広い | |
ハイパーボイス | 無 | 90 | 100 | 身代わり貫通。身代わりを誘うギルガルドとサイクルを回す場合に。 | ||
さわぐ | 無 | 90 | 100 | 眠り封じ | レパルガッサ対策。一応の身代わり貫通技。 | |
なみのり | 水 | 90 | 100 | 浮遊を活かしカバルドン、ドリュウズに。 | ||
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 追加効果 | 備考 | |
ばかぢから | 闘 | 120 | 100 | 攻撃↓防御↓ | バンギラス、ハピナス、レジアイスなどの特殊受けに。 ヒードラン対策としては不十分 | |
ストーンエッジ | 岩 | 100 | 80 | 急所L+1 | ほぼウルガモスピンポ。拘り型以外では蝶舞の起点にされずに済む | |
いわなだれ | 岩 | 75 | 90 | 怯み30% | 命の珠ならウルガモス確1。命中率で勝る。 | |
もろはのずつき | 岩 | 150 | 80 | 反動1/2 | 無振り下降補正かつ道具補正なしでもウルガモスを確1にできる。 | |
とんぼがえり | 虫 | 70 | 100 | 自分交代 | 素早さが微妙なので、スカーフだと使いやすい。 |
変化技 | タイプ | 命中 | 効果 | 備考 | |
ちょうはつ | 無 | 100 | 変化技封じ | 流星群の特攻ダウンの隙に積もうとする相手に有効。 カバルドンのステロ、吠えるや、ソーナンスのアンコ、道連れに。 | |
でんじは | 電 | 100 | マヒ | 耐久に振って速度をこっちで補うのもアリ。 地面や電気を呼びにくいので撒きやすい。 | |
おいかぜ | 飛 | 素早2倍 | 相手の竜との縛り関係を逆転させる。自分の素早さを上げる手段はこれだけ。教え技。 | ||
はねやすめ | 飛 | HP1/2回復 | 役割遂行のための繰り出し回数を稼ぐ。 |
(採用技トップ10)
PGLシーズン12 ORASリーグシングル統計より、採用技トップ10は以下。
1位:あくのはどう(99.8%)
2位:りゅうせいぐん(83.1%)
3位:だいもんじ(46.7%)
4位:かえんほうしゃ(34.0%)
5位:だいちのちから(30.4%)
6位:きあいだま(27.7%)
7位:ちょうはつ(16.4%)
8位:でんじは(14.5%)
9位:はねやすめ(11.7%)
10位:とんぼがえり(8.3%)
型考察 [編集]
アタッカー型 [編集]
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:特攻252 素早さ252orHP252
確定技:りゅうせいぐん/あくのはどう
攻撃技:だいもんじorかえんほうしゃ/きあいだま/だいちのちから/ラスターカノン/ハイパーボイス/さわぐ/りゅうのはどう/ストーンエッジorいわなだれ
変化技:ちょうはつ/みがわり/はねやすめ
有利対面から高火力技を放ち、居座ろうが引かれようが負担をかけサイクルを崩す型。
今作ではフェアリーの登場で竜星群を放つにも読みが必要となり運用が難しくなった。
CSの場合、狩れるポケモンが多い分、何回も繰り出している内に体力がジリ貧になり、
サザンドラよりも速いポケモンに有利対面なのに上から殴られ、サイクルに負担をかけずに退場、なんてことも多い(使用経験上)。
サザンガルド・サザンマリルリ・サザングロスと言った優秀な補完がある組み合わせを使ってサイクル回しを行う場合、
繰り出し回数を多くできるHCの方が適任の場合もある。
HC運用の場合、持ち物はメガネorチョッキ推奨。珠運用はHPがガンガン減っていき、ジリ貧になる。
自分のパーティにおけるサザンドラの役割をはっきりさせた上で努力値振りを行いたい。
こだわりメガネ [編集]
確定技:りゅうせいぐん/あくのはどう
攻撃技:だいもんじorかえんほうしゃ/きあいだま/ラスターカノン/りゅうのはどう/ハイパーボイス/さわぐ
技の撃ち分け性能を削いで火力を最大限に高め、撃ち逃げに特化した型。
有利対面を作って高火力技を放つ運用はアタッカー型と同じ。
今作において前述の通り逃げるべき相手が増えたことや、主力となる技の威力が低下したため、それを補う手段としてとても有用。
特化眼鏡ならヒードランも悪波で確2なのでクレセドランは悪波連打で事足りる。
一方、特化眼鏡大地の力は腹太鼓マリルリが高乱2。交代読みで当ててもオボン持ちには勝てないが、相手の腹太鼓無双を阻止することができる。
↑その通りなので大地の力を候補外に。マリルリにはハイパーボイスもある。
こだわりスカーフ [編集]
確定技:りゅうせいぐん/あくのはどう
攻撃技:だいもんじorかえんほうしゃ/きあいだま/だいちのちから/ラスターカノン/りゅうのはどう/とんぼがえり
主にメガゲンガーを上から叩けるポケモンとして採用される。並以上の耐久力を持ちつつ霊悪の一貫性を消せる点も優秀。
役割対象の超霊にマジカルシャインで即死させられる前に狩ることもできる。
竜とのタイマン性能を持たせたアタッカー型にもなれるが、元々サザンドラはドラゴンと撃ちあうポケモンではない。
比較的低火力で拘ることにもなり、ドラゴンタイプを無効化するフェアリータイプの登場により扱いづらさもある。
フェアリーに圧倒的に弱いサザンドラだが、技がほとんど半減以下になることが逆に、特殊耐久そこそこのフェアリーを後出ししてくることが多かった。
なのでサザンドラ出してフェアリーを誘いとんぼで逃げる。そしてフェアリーに有利な控えを出すことでうまく立ち回れることが多かった。
個人的な意見としてとんぼがえりの優先度は高いと思います。
気合玉についてだが、他の型と比べて優先度は高め。
D4振りメガバンギが81.3%の高乱数1なので、不安定ながら舞ったメガバンギに対するストッパーになれる。(大地だと確2すら取れない)
他にも削れたメガガルーラへの決定打になるので、不利な状況から強引に勝ち筋を残せる技。
いのちのたま [編集]
確定技:りゅうせいぐん/あくのはどう
優先技:ばかぢから
攻撃技:だいもんじorかえんほうしゃ/だいちのちから/ラスターカノン/りゅうのはどう/ストーンエッジorいわなだれ
変化技:ちょうはつ/みがわり/はねやすめ
拘らないことで広範囲の撃ち分け性能を活かし、特定の組み合わせをメタることができる。
とつげきチョッキとの最大の差別化点は馬鹿力による物理打点。バンギ軸へのメタとして採用される。
とつげきチョッキ [編集]
確定技:りゅうせいぐん/あくのはどう
攻撃技:だいもんじorかえんほうしゃ/きあいだま/だいちのちから/ラスターカノン/りゅうのはどう/ストーンエッジ
撃ち分けの威力こそ期待できないものの、
撃ち分けができること、変化技を採用しないこと、特殊に繰り出す機会が多いので噛み合っている。
クレセドランなどの特定の組み合わせにメタを張る必要がある場合採用しやすい。
ゴツゴツメット [編集]
性格:ずぶとい
努力値:HP252 防御252
持ち物:ゴツゴツメット
確定技:あくのはどう/ちょうはつ/でんじは/はねやすめ
ゴツゴツメットを持たせ、タイマン性能を引き上げる。
A194メガガルーラの猫捨て身を最高乱数切って耐える。
受けループやイカサマ主体の耐久ポケモンに対して強い。
特殊受け型 [編集]
性格:おだやか/ひかえめ
努力値:素早さ調整 特攻調整 残り特殊耐久
持ち物:オボンのみ/たべのこし/ラムのみ/ロゼルのみ
確定技:はねやすめ/あくのはどう
優先技:でんじは
選択技:ラスターカノン/だいもんじorかえんほうしゃ/だいちのちから/とんぼがえり/ほえる
撃ち逃げ性能重視のアタッカー型に対し、優秀な耐性を活かすべく繰り出し性能を伸ばした受け重視の型。
再生回復技を採用し繰り出し試行回数を稼ぐ。特殊霊,超,炎,水,草,電,悪が役割対象となる(妖技持ち注意)。
数値的には物理/特殊受けの違いはあるもののサンダー(の種族値)に近く、何とか受けが務まる特殊耐久力を有している。
具体的にはC216シャンデラの眼鏡大文字がH199D119以上(無補正H252D68振り以上)で2発耐えになり受け可能。
H199D128以上でC232メガリザードンYの日照り大文字も2発耐えできるが、竜の波動は受けられない。
サンダー同様でんじはを併せて採用すれば電磁羽休めも可能。まひるみとなるため悪の波動との組み合わせもよい。
悪技の通りが良くなり対鋼用に大文字などを採用する理由が薄れている。
もちろん第五世代同様、ナットシャン・クレセドランなどの特定の組み合わせをメタるなら
処理を速めるため悪の波動と大文字・大地の力を両立する。
妖を強く呼ぶため後出しに対して負荷を掛けられるラスターカノンか交代先を見て逃げられる蜻蛉は優先度高め。
撃ち逃げ重視ではない上役割対象に刺さらず通りが悪くなった竜星群は採用しない。
- 特攻調整
- C151:H167D171ギルガルド 50.2%~58.6% 確定2発
C166:H135D110シャンデラ 102.2%~121.4% 確定1発
相性考察 [編集]
- サザンドラ+ギルガルド
この2匹で全てのタイプを半減以下にするがガブリアスとバシャーモが重く環境には刺さっていない。
PGLの手持ちに一緒に入れられているポケモン統計(2014 12/30 23:41現在)では1位の組み合わせ。
一部の特性を持つポケモンの攻撃(きもったま+格闘、かたやぶり+地震など)は双方に等倍以上で通る。
- サザンドラ+マリルリ
無毒妖技(およびフリーズドライ)が一貫する。鋼枠での補完が望ましい。
PGLの手持ちに一緒に入れられているポケモン統計(2014 12/30 23:41現在)では2位の組み合わせ。 - ドククラゲ+サザンドラ
ドククラゲが格闘、虫、フェアリー、氷を受けられ、サザンドラが地面、エスパー、電気を受けられる。
フリーズドライには共に抜群を突かれるので注意。
- ユキノオー+サザンドラ+メタグロス
第五世代に流行った天候メタ+相性補完の組み合わせ。第六世代環境では天候パの弱体化や、
ユキノオーを投入し辛い環境であるためほぼ見かけない。
単純なステの底上げとそこそこな補完もあり、サザンドラ+メタグロスの組み合わせは
PGLの手持ちに一緒に入れられているポケモン統計(2014 12/30 23:41現在)では4位の組み合わせ。
対サザンドラ [編集]
- 注意すべき点
600族の中でもトップの特殊火力を持ち、ドラゴンと悪の優秀な攻撃範囲もある。
その性能上タイマンでもサイクルでも戦える高い実力を持っている。
サブウェポンの豊富さも売りの一つで、諸刃の頭突き等を生かした物理型も十分可能。
サザンドラより遅い相手には高威力の技で負担をかけたり、悪の波動で怯みを狙ったりしていける為大幅有利。
- 対策方法
フェアリータイプの技で攻めること。四倍弱点な為余程耐久に振られていない限りある程度の火力の技なら落とせる。
マリルリがその代表格だが、サザンドラより遅い為悪の波動の怯みで強引に突破される可能性もある。
ORASで新規追加されたメガミミロップならば裏にいるであろうギルガルドに対しても同時に負担がかけれる。
ちなみにH252B4ギルガルドを仮想敵とし、メガミミロップをテンプレのAS陽気と想定した場合は高乱数1発 (81.3%)になる。
弱点保険の発動はあるが、ギルガルドの影打ちは無効なので安心して繰り出せる一体。
メガボーマンダに対してもスカーフ以外のサザンドラは無力。
サザンドラがA252意地っ張りのメガボーマンダのすてみタックルを耐えるためには相当耐久に割かないといけなくなる。
ギルガルドに交代された場合を想定すると、メガボーマンダが一舞じしんをしてもH252ギルガルドは超低乱数1になる。
対策する場合は裏にいることが多いギルガルドやマリルリに対してのメタも同時に行うこと。
ジヘッド [編集]
(ジヘッド考察)
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 | ||
ジヘッド | 72 | 85 153 | 70 115 | 65 | 70 115 | 58 | 420 578 | 通常時 輝石&張り切り補正 |
サザンドラの進化前のジヘッドは、特性張り切りのおかげで非禁止伝説・メガシンカを除いてドラゴン最高攻撃力を誇る。
覚える技 [編集]
レベルアップ [編集]
技マシン [編集]
過去作技マシン
タマゴ技 [編集]
教え技 [編集]
遺伝 [編集]
タマゴグループ | ドラゴン | |
孵化歩数 | 10240歩 | |
性別 | ♂:♀=1:1 | |
進化前 | ジヘッド |
遺伝経路 [編集]
ほのおのキバ | :ヒトカゲ(Lv.25)/アーボック(Lv.1)/ボーマンダ(Lv.1)/ガブリアス(Lv.1) | |
かみなりのキバ | :アーボック(Lv.1)/ボーマンダ(Lv.1) | |
こおりのキバ | :アーボック(Lv.1)/ギャラドス(Lv.32) | |
ダブルアタック | :ジヘッド(Lv.1) | |
おどろかす | :チルット(Lv.5) | |
だいちのちから | :自力(教え技)/フカマル(教え技) | |
いやなおと | :アーボ(Lv.17)/キモリ(Lv.21)/ハブネーク(Lv.19) | |
もろはのずつき | :ズルッグ(Lv.53)/ガチゴラス(Lv.1) | |
ダメおし | :キバゴ(Lv.7) | |
あくのはどう | :技マシン |