マリルリ [編集]
No.184 タイプ:みず/フェアリー 通常特性:あついしぼう(ほのおタイプとこおりタイプの攻撃技のダメージを半減する) ちからもち(こうげきが2倍になる) 隠れ特性:そうしょく(くさタイプの技を受けた時、その技を無効化し攻撃を1段階上げる) 体重 :28.5kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
ちからもち換算はおおよその目安。
※特性「あついしぼう」の場合、ほのお・こおり1/4倍
※特性「そうしょく」の場合、くさ無効
唯一の「みず×フェアリー」の複合タイプを持つポケモン。
6世代でで大幅に強化された。強化点は以下の通り。
- フェアリータイプが追加され、対竜闘悪虫性能が向上。
- 遺伝の仕様変更され、はらだいことアクアジェットの両立が可能に。
- 特攻種族値が10増加:草食型の熱湯の威力上昇。
一方でメガフシギバナには打点がなく、本来役割を持つべき炎のファイアローにも縛られやすい。
また、ちからもちがあるとはいえ一致技の威力は低いので過信は禁物。
攻撃特化力持ちじゃれつくで無振りガブリアスに最低200ダメージ=無振りガブリアスは確1。
H183B116ガブリアス確定1発ラインはA104以上。
最新世代の考察はこちらに、過去世代の考察はこちらに、ネタ考察やマイナー考察はこちらにあります。
技考察 [編集]
型考察 [編集]
物理アタッカー型 [編集]
遺伝技のアクアジェットを使った基本型。ドリュウズ、バシャーモ、ウルガモスなどをアクアジェットで先制で攻撃できる。
ルリリにしか遺伝できないアンコールとマリルにしか遺伝できないアクアジェットの同時遺伝はできない。
持ち物はPGLシーズン3統計より、オボンのみ(59.2%)、とつげきチョッキ(24.6%)。
次点で、こだわりハチマキ(4.2%)、ふうせん(4.1%)、ラムのみ(3.9%)、いのちのたま(1.0%)である。
オボンのみ [編集]
性格:いじっぱり
努力値:HP228 攻撃252 防御12 特防12 素早さ4など
持ち物:オボンのみ
確定技:アクアジェット/じゃれつく
優先技:はらだいこ
選択技:たきのぼりorアクアテール/ばかぢからorかわらわり/すてみタックル/はたきおとす
素の高いタイマン性能に加え、腹太鼓→アクアジェットというオプションを兼ね備える重火力物理アタッカー。
状況に応じて、腹太鼓せずに攻撃する運用と、攻撃6段階アップのアクアジェットでの全抜きを使い分ける。
腹太鼓をしなくても十分火力があるため、柔軟な運用ができる点が極めて優秀。
オボンのみを持たせることで、50~75%のダメージを受けてもオボンのみで回復して腹太鼓を成功させられる。
HPはHP最大の状態で腹太鼓を使用した際に必ずオボンのみが発動するように2n(偶数)調整する。
HP252振りだと実値が207なので不可。
4n調整にするとオボンの回復効率に無駄がない。
マリルリの場合、HP実数値206より204の方が、HP,防御,特防のバランスが2:1:1に近づくため合理的。
相手にファイアローがいる場合、腹太鼓をした後はA146鉢巻ブレイブバードで高乱数圏内に入ってしまうので留意。
- 最速マリルリについて
- 受けにくるメガフシギバナを交代際の腹太鼓→すてみタックルで落とすことが狙い。
H187B192メガフシギバナに対して、A102ランク+6力持ちすてみタックルが102.6%~120.8%の確定1発。
とつげきチョッキ [編集]
性格:いじっぱり
努力値:HP252 攻撃252
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:アクアジェット/じゃれつく
選択攻撃技:たきのぼりorアクアテール/ばかぢから/はたきおとす
主にサザンガルドマリルリなどのサイクル戦構築に導入されるマリルリ。
突撃チョッキにより繰り出し性能を高め、序盤は一貫性の高い技を撃ち、終盤はアクアジェットで抜いていく。
HP252振りでHBDが207-100-100となり、最も硬くなる2:1:1の比率と比べHPが高くなる。
定数ダメージや207が16n-1という切り良い値であることを差しおいて最も硬くなるように振るならば、少しHPを削ってBDに回す。
こだわりハチマキ [編集]
特性:ちからもち
性格:いじっぱりorようき
努力値:A252をベースにHS調整
持ち物:こだわりハチマキ
確定技:アクアジェット/じゃれつく
選択攻撃技:たきのぼりorアクアテール/ばかぢから/すてみタックル/はたきおとす
基本は意地っ張りHAベース。ようきは交代フシギバナなどを捨て身タックル2発で落とすことを狙う場合採用。
オボンのみ型との比較
○隙のない高火力アクアジェットによる、高い縛り性能。
○高火力撃ち逃げができるため、苦手な相手にも高負担を狙える。
●はらだいこによる高い全抜き性能は持てない。
●撃ち分けができないため、水・フェアリーの広い技範囲を若干活かしにくい。
総:序盤は高火力による切り崩し、終盤に高火力アクアジェットの高い掃除性能。
こちらの型はサイクル戦向きと言えるだろう。ただしはらだいこ型のような「隙を見て全抜きを狙う」は難しく、
サイクル繰り出し性能自体は下部のチョッキ型に劣る。
チョッキ型との比較
○単純にこちらのほうが高火力で、流し際にも負担をかけやすい。
○終盤の抜き性能もハチマキアクジェによりこちらが勝る。
●繰り出し性能で劣る。
●オボン型と同じく、撃ち分けの点で範囲はチョッキ型が勝る。
総:どちらもサイクル戦向きのため、「高火力アタッカー」「終盤の掃除役」「広範囲アタッカー」
「高い繰り出し性能」のどれが必要か、パーティに応じて決めて採用すると良い。
ふうせん [編集]
特性:ちからもち
性格:いじっぱり
努力値:H252 A252をベースに調整
持ち物:ふうせん
確定技:アクアジェット/じゃれつく
選択攻撃技:たきのぼりorアクアテール/ばかぢから/はたきおとす
選択補助技:はらだいこ
物理ドラゴン、特に対ガブリアスにおいて後出しを安定させるために採用されるアイテム。
龍の舞カイリューなどにも対面からほぼ負けなくなる。
ランク+1の補正あり全振り珠地震が、H252マリルリをステロ込みでほぼ確定1発。
風船を持つことで有効打を神速のみにでき、またその神速は確定耐えする。
カバカイリューが厳しいパーティの場合でも風船は有効と言えるだろう。
また前述の通りガブリアスはほぼ流せるので、はらだいこを搭載し全抜きを狙うのも一考。
ガブリアスの採用率の高さから十分に起点を狙うことができる。
ラムのみ [編集]
特性:ちからもち
性格:いじっぱりorようき
努力値:A252をベースにHS調整
持ち物:ラムのみ
確定技:アクアジェット/じゃれつく
優先技:たきのぼり
選択攻撃技:はたきおとす/ばかぢから/じならし
選択補助技:はらだいこ
非常に呼びやすい鬼火に対する、ほぼ唯一の対抗手段。
アタッカーとしては耐久が高いため、どくどく耐性を得ることもかなり嬉しい。
また、鬼火物理受けアローに対しかなり強くなるため、対面ならほぼ全てのアローに確実に勝てるようになる。
草食型 [編集]
特性:そうしょく
性格:ずぶとい/おだやか
努力値:HP252 余り耐久
持ち物:たべのこし/カゴのみ
確定技:ねっとう/どくどく
選択技:まもるorねむる/ほろびのうたorみがわり
力持ち型の存在により、見せ合いで役割対象となる草の選出を誘うことが最大の長所。
相手にジャローダやキノガッサなどの草の選出を強いた上で戦闘の場で腐らせることができる。
おまけにマリルリに対し相手に草を後出しさせた上で展開することが見込める。
ジャローダの増加により相対的に価値が上がった。
火力が乏しいこの型における攻撃技は熱湯が基本。ナットレイを火傷で誤魔化せ、
草食と判明後ジャローダに代わって出てくるポケモンに火傷で負担をかけることができる。
滅びの歌は起点化阻止以外にも、対バトン構築・対レパルガッサ・対ピクシーなどで使用可能。
レパルダスのいばるイカサマに強くするため攻撃は最低推奨。
当然ながら力持ち型とは役割対象が全く異なる。
また、多くの草を相手にできるが、フシギバナは無理なため注意。
【ダブル・トリプル】滅び構築導入型 [編集]
特性:ちからもちorそうしょく
性格:アタッカーベース:いじっぱりorようき
サポーターベース:耐久または素早さの上がる性格、技に応じてAまたはCに下降補正
努力値:アタッカーならHAS調整 サポーターならHBDS調整
持ち物:オボンのみ/たべのこし/ラムのみ/メンタルハーブ など
確定技:ほろびのうた
優先技:まもる
選択物理攻撃技:たきのぼり/アクアジェット/じゃれつく/はたきおとす/かわらわりorばかぢから
選択特殊攻撃技:ねっとう
選択補助技:いばる/みがわり など
滅びの歌構築の起動要員となる。通常のアタッカーと判別が難しく、挑発を呼びにくいのが評価点。耐久も高めである。
また、かげふみ要員であるゴチルゼル・ソーナンス・メガゲンガーが厳しい悪タイプやシャンデラに強いのも評価点。
アタッカーベースなら上記のポケモンを強く縛れる。サポートベースの場合は耐久にがっつり振って長く居座らせたい。
対マリルリ [編集]
- 注意すべき点
ちからもちのおかげで攻撃力がかなり高い。また耐久も高く、弱点のサブウェポンでは落としにくい。
具体的には無補正C252サンダースの10万ボルトをH252振りで確定で耐えるほどの耐久。
水+フェアリーの複合タイプにより広い攻撃範囲を持ち、加えてアクアジェットがあるので非常に高いタイマン性能を持つ。
腹太鼓とアクアジェットの両立が第六世代より可能になったので、積まれて全抜きされる可能性もある。
- 対策方法
一番の対策は先制でタイプ一致技で弱点を突き何もさせずに倒すこと。
出来ればアクアジェットに耐性のあるポケモンが望ましい。
具体的にはフシギバナ、ドククラゲ、ウォッシュロトムなど。
また、マリルリの攻撃技はほぼ接触技であるため、ゴツゴツメットなどでスリップダメージを稼ぎつつ立ち回るのも有効。
覚える技 [編集]
レベルアップ [編集]
技マシン [編集]
過去作技マシン [編集]
No. | 技 | 威力 | 命中 | タイプ | 分類 | PP | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第5世代 | ||||||||
技83 | ふるいたてる | - | - | ノーマル | 変化 | 30 | ||
第4世代まで | ||||||||
技01 | きあいパンチ | 150 | 100 | かくとう | 物理 | 20 | 教え | |
技03 | みずのはどう | 60 | 100 | みず | 特殊 | 20 | 教え | |
技23 | アイアンテール | 100 | 75 | はがね | 物理 | 15 | 教え | |
技58 | こらえる | - | - | ノーマル | 変化 | 10 | ||
技78 | ゆうわく | - | 100 | ノーマル | 変化 | 20 | ||
技83 | しぜんのめぐみ | - | 100 | ノーマル | 物理 | 15 | ||
秘05 | うずしお | 35 | 85 | みず | 特殊 | 15 |
タマゴ技 [編集]
教え技 [編集]
遺伝 [編集]
遺伝経路 [編集]
マリル・ルリリ両用 [編集]
リフレッシュ | :タブンネ(5) /サニーゴ(13) など | |
のしかかり | :プリン(33) /ニョロモ(21) /ラプラス(18) /タマザラシ(19) /カラナクシ(29) など | |
みずあそび | :自力(5) など | |
だくりゅう | :ウパー(47) /オタマロ(27) /ヌマクロー(37) /カラナクシ(37) /マッギョ(40) など | |
ほごしょく | :マッギョ(17) /クズモー(19) など |