ヌケニン [編集]
No.292 タイプ:むし/ゴースト 特性:ふしぎなまもり(「こうかがばつぐん」以外の攻撃技を受けない) 体重:1.2Kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
HPは実数値「1」固定。
※特性「ふしぎなまもり」により、ほのお・ひこう・いわ・ゴースト・あく以外のダメージのある技を受けない。
唯一の「むし×ゴースト」の複合タイプを持つポケモン。
特性「ふしぎなまもり」により抜群以外の技を受け付けない特殊なポケモン。
有効打がないと完封される性質から、パーティーに入れておくだけで相手の選出を強力に縛ることができる。
6世代の強化点
・ゴースト技が鋼に通るようになった。
・新タイプ「フェアリー」の技を無効化できる。
・新アイテム「ぼうじんゴーグル」によって天候ダメージ対策ができるようになった。
・鬼火の命中もアップした。
逆風
・ファイアロー自体もそうだが、アロー対策の岩技やステロの需要も上がった。
・メガガルーラの流行で、ゴツメ・鬼火の需要が上がった。
・はたきおとすが強化され需要が上がった。
最新世代の考察はこちらに、過去世代の考察はこちらに、ネタ考察やマイナー考察はこちらにあります。
基礎データ [編集]
「ふしぎなまもり」について [編集]
・こうかばつぐん(炎・飛行・岩・ゴースト・悪)以外の攻撃技を無効化する(※1)。
・無属性攻撃(わるあがき、がまん、ふくろだたき、混乱自滅ダメージ)は受ける。
・特性「かたやぶり」「ターボブレイズ」「テラボルテージ」からの攻撃は受ける。
・この特性に対してなりきり、スキルスワップは無効(※2)。
・攻撃技以外は無効化できない。タスキも発動せずHP0になるので注意。
- 変化技全て
- 状態異常、天候、反動、道具、特性のダメージ
(混乱の自滅ダメージは無属性攻撃扱いなのでタスキ発動)
(まきつく系統は初撃が攻撃技のため、実質マグマストームのみ)
(まきびし、どくびし、ステルスロックも)
※1
みずびたしを喰らって水タイプになった場合、水タイプの弱点である電気・草以外の攻撃を喰らわなくなる。
また、もりののろいで草タイプが追加された場合、氷タイプの攻撃も喰らってしまう。
※2
なりきり、スキルスワップには耐性があるが、
トレース、なやみのタネ、シンプルビーム、なかまづくり、いえき、ミイラには耐性がない。
例えば、ものまねウソッキーがなかまづくりでヌケニンを頑丈にすると、常にHP満タンのため弱点攻撃でも耐えれるようになる。
また、ヌケニンがものまねを使って仲間作りを覚えると不思議な守りがばら撒ける。
個体値について [編集]
・ヌケニンの理想個体値
HPが1固定でダメージを受ける場合は必ず致死量となるヌケニンは、基本的にHP・防御・特防の個体値は無関係。
トリル用等特殊な理由が無い限りヌケニンの努力値配分は攻撃と素早さに振り切りとなる。
ただし、細かい部分まで考慮すれば防御・特防にも理論的理想が存在する。
まず、相手のかわりもの・へんしん・ガードスワップ対策の観点では防御と特防の実数値は低ければ低いほど良い。
逆にダブル等で自分のヌケニンにへんしんする戦術を行う場合は定石通り高い方がいい。
また、ダウンロード対策として耐久値を防御<特防に調整する場合、防御を最低値(Lv.50の場合45)にし、
特防が防御実数値+1になるよう個体値調整すること(Lv.50の場合実数値が46になる個体値は22~23)。
現環境ではダウンロード対策の方が有用に作用するため、理想個体値は防御下降補正性格の、x-31-0~1-x-21~23-31。(D個体値21なら余り努力値4をDに振る。23なら振らない)
例外としては、トリル構築入りの最遅、物理攻撃技非搭載時、むしのていこうなどの特殊攻撃技採用時、ダウンロード対策非実施時。
技考察 [編集]
型考察 [編集]
基本型 [編集]
性格:さみしがりorせっかち
努力値:攻撃252 素早さ252
持ち物:ぼうじんゴーグル/きあいのタスキ/ラムのみ/ひかりのこな
確定技:シザークロスorれんぞくぎり/かげうち
選択攻撃技:シャドークロー/どろぼう
選択補助技:まもる/あやしいひかり/にほんばれ/おにび/どくどく/つるぎのまい/つめとぎ/いやなおと/バトンタッチ
基本的に、有利な相手に繰り出して殴る基本の型。
技の範囲が狭い水タイプや電気タイプは完封できることがある。
技縛り偵察型 [編集]
性格:せっかち
努力値:攻撃252 素早さ252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:バトンタッチ/トリック
優先技:まもる
選択技:シャドークロー/どろぼう/かげうち/あやしいひかり/おにび/どくどく
優秀な撹乱・偵察要員としての機能を強化し、読みリスクを排除し戦闘を有利に進める型。
ヌケニンの標準性能である「無効化できる技に繰り出し、再交代で低リスク降臨」を技や道具で強化し、
かつ2度目以降警戒されることで発生する以下の相手の選択肢に対し有利になる手段を豊富に取り揃える。
基本的な立ち回りは、
1. 先発に出して相手の弱点技使用を読む
→スカーフトリックで技を縛り後続の起点にする/有利な味方に低リスクで交代orスカーフバトンタッチ
2. ヌケニン対策がないポケモンに読みで繰り出すor先発に出して相手の交代を読む
→有利なアタッカーにバトンタッチ/スカーフトリックで相手の後続の技を縛り、
まもるで技を確認した後有利な味方にバトンタッチ/相手の後続に変化技 等
3. 相手の交代読み攻撃(ヌケニンに対し無効の攻撃)を読む
→後手バトンタッチ/スカーフトリック/変化技 等
ヌケニン対策を持つポケモンの技を固定することで、ヌケニンの繰り出せる範囲を広げることができる。
そのポケモンが再登場した際に、相手に目の前の味方への攻撃か、ヌケニン交代読みかの2択を迫れ、
ヌケニン対策技じゃない技を使ってきた場合、ヌケニンを繰り出せば流せ、撃ち逃げできる。
ヌケニンによる撃ち逃げはヌケニン対策を持つポケモンを全滅させればPP切れを除き勝ちが確定するので、
交代先(=ヌケニン対策技を持つポケモン)に負担をかける点はシナジーである。
ただしナットレイやウルガモスなど接触時発動特性持ちがいる場合は読みが必要。
また、まもるを搦めるので鬼火や毒々によるスリップダメージも有効。
万が一ヌケニン対策がないと読んで繰り出した相手にヌケニン対策があったとしても、
最速スカーフで最速85族や準速98族を抜けるので、先手スカーフトリックで相手の攻撃をヌケニン対策技に固定できる。
珠やヘドロを奪ったり読みにくいゴツゴツメットを奪えないと悲惨なことになる。
またタスキが無いので元々拘りで弱点攻撃持っている相手だと役割を果たせず落ちうる。
他採用率が低いがおいうち持ちを出されるとどうしようもない。この点に関しては読みが必要。
どくどくやふいうちをこだわりロックできれば後続積みアタッカーが動きやすくなる。
鬼火やどくどくによる被害を受けにくいバシャーモ、さらにゴースト技を縛った時に動きやすくなるリングマ等と相性がいい。
メガストーンでこだわりトリックが無効化される敵が増えたり、飛行技を先制で打てるファイアローとかいるけど
この型はそのまま使えるのか?前の世代のwikiからコピペだけされたみたいに見えるけど。
↑このヌケニン使ってフリーで数戦してみた。確かにメガ勢相手にはトリックは活きないが、
スカーフによる先制バトンによる有利対面作りは問題なくできる。流石にファイアローはどうしようもないが。
メガシンカ相手ではないが一つ参考BV挙げておく。
UP8W-WWWW-WWW5-3QKV
対ヌケニン [編集]
- 注意すべき点
弱点以外の攻撃は受け付けないことから、選出段階でこちらの選出を縛ってくる。
弱点をつけない相手に対しては要塞も同じ。パーティ構築時にはヌケニンを倒す手段があるかどうか一応チェックしておくこと。
ヌケニンに対しては対抗手段が限られてくるため、スカーフトリックで相手の行動をその対抗手段のみに縛って
後続の起点にするといったテクニックも存在する。
- 対策方法
一番は抜群技。技範囲の広い高速ポケモンなら大抵は安心して処理できる。
スカーフトリックに関しても最速で抜けるのは準速98族まで。それ以上の素早さのポケモンや特性粘着のポケモンで対応可能。
また火傷や毒などの状態異常にも弱く、砂嵐、霰の天候定数ダメージにも弱い。
特性型破りのポケモンなら、ノーマル・格闘以外のどの攻撃技でも倒すことが出来る。
覚える技 [編集]
レベルアップ [編集]
- テッカニンのみ覚える技
※第5世代以降では、テッカニンに進化した時覚える技をヌケニンに引き継がせる事ができなくなったため、
これらの技を覚えさせる場合は第4世代以前での厳選が必要。
技マシン [編集]
過去作技マシン [編集]
No. | 技 | 威力 | 命中 | タイプ | 分類 | PP | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第5世代 | ||||||||
技19 | テレキネシス | - | - | エスパー | 変化 | 15 | ||
第4世代まで | ||||||||
技19 | ギガドレイン | 75 | 100 | くさ | 特殊 | 10 | 教え | |
技58 | こらえる | - | - | ノーマル | 変化 | 10 | タマゴ | |
技83 | しぜんのめぐみ | - | 100 | ノーマル | 物理 | 15 |
タマゴ技 [編集]
3rd | 4th | 5th | 6th | 技 | 威力 | 命中 | タイプ | 分類 | PP | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | ○ | こらえる | - | - | ノーマル | 変化 | 10 | ||
○ | ○ | ○ | ○ | だましうち | 60 | - | あく | 物理 | 20 | ||
○ | ○ | ○ | ○ | かぜおこし | 40 | 100 | ひこう | 特殊 | 35 | ||
○ | ○ | ○ | ○ | ぎんいろのかぜ | 60 | 100 | むし | 特殊 | 5 | ||
○ | ○ | ○ | むしのさざめき | 90 | 100 | むし | 特殊 | 10 | |||
○ | ○ | ○ | つじぎり | 70 | 100 | あく | 物理 | 15 | |||
○ | ○ | ○ | むしくい | 60 | 100 | むし | 物理 | 20 | 教え | ||
○ | ○ | いのちがけ | - | 100 | かくとう | 特殊 | 5 |
教え技 [編集]
遺伝 [編集]
遺伝経路 [編集]
だましうち | :ナックラー(L17)/グライガー(L23)など | |
ぎんいろのかぜ | :テッカニン(マ)/アゲハント(L34)/ドクケイル(L34)/ガーメイル(L38)など | |
つじぎり | :メガヤンマ(L1)/ヘラクロス(L1)/グライオン(L31)/ストライク(L45)など | |
むしくい | :テッカニン(L1)/メガヤンマ(L1)/アリアドス(L1) |
※技マシンで「ぎんいろのかぜ」「つるぎのまい」を覚えないので注意!