カイオーガ [編集]
No.382 タイプ:みず 特性:あめふらし(天候が雨になる) 体重:352.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120) ・ゲンシカイオーガ タイプ:みず 特性 :はじまりのうみ(戦闘に出ている間、天候が「つよいあめ」になる) 体重 :430.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
ばつぐん(4倍) | --- |
ばつぐん(2倍) | でんき/くさ |
いまひとつ(1/2) | ほのお/みず/こおり/はがね |
いまひとつ(1/4) | --- |
こうかなし | --- |
禁止級トップの一角。
スカーフしおふき型が有名で、その威力はすさまじく等倍だと禁止級はほぼ確一で低耐久だと半減ですら確一に持ち込めるほどの威力がある。
新しく登場したイベルタル、ゼルネアス、ジガルデも、H252振り程度では上記のスカーフ潮吹きで一撃で落としてしまえる。(シングルの場合。ダブルでは敵二体攻撃になるので無振りでも確2)
ただし潮吹き読みでイベルタルからふいうちを食らうと威力が大幅に下がり油断はできない。
ORASでは新たにゲンシカイキが可能になった。特性の「はじまりのうみ」は一部を除き、ゲンシカイオーガが場にいる限り継続する上書き不可能な天候変化能力であり強力。加えて炎技が完全に無効化される。
ゲンシカイキによる種族値上昇がほぼ使われないAに50も行ったのは痛手。
専用技「こんげんのはどう」も獲得した。命中はやや不安定だが、ハイドロポンプの上位互換。
尚、メガシンカとは異なり、あいいろのたまを持たせて場に出すと無条件にゲンシカイキするため持ち物は一発でバレる。
また、同じくゲンシカイキするグラードンとは天候で競り勝っても、耐久無振りだと相手のA特化だんがいのつるぎで中低乱数1と危険、H92orB60で確2となる。
天候切り替わり順で素早さも把握されるので引いた方が無難。
↑パルキアみたいにアクアテール搭載すれば無補正無振りでB252ハピは確2になる。
特性考察 [編集]
(はじまりのうみの詳細)
つよいあめの状態の仕様
・特性「はじまりのうみ」を持つポケモンが場に居る間だけ発動し続ける。
・「あめ」状態と同じ効果を全体に与える。
・特性「おわりのだいち」「デルタストリーム」を除き天候の上書きは不可能。同時に場に出た場合は遅い方の天候になる。
・ほのおタイプの攻撃技が無効になる。
もともとカイオーガ自身、得手不得手の激しいポケモンだし、苦手なポケモンをどう対処するか考えるより、得意なポケモンをどう縛っていくか考える方がいい。
メガレックウザに対してゲンシカイオーガが受けだしすることは基本的に不可能である。
カイオーガとゲンシカイオーガを双方シングルフリーで15戦ずつくらい使ってみた。努力値はカイオーガがCS252B6のスカーフ、ゲンシカイオーガはCS252B6と後述の耐久調整個体で運用。
伝説では遅い方の素早さが足を引っ張ることも多々あった。ゲンシグラードンに対しても全く有利とはいえず、また特にフリーで多いメガレックウザに縛られやすいのが辛かった。(これはCSゲンシ個体で特に体感する。)
ゼルネアスのジオコントロールやメガガルーラの猫捨て身にも警戒せねばならず、利点らしい利点といえば天候変化特性のメガリザードンYやメガバンギラスが全く怖くないくらい。
でもこの2匹はもともとカイオーガでも有利なポケモンだし、一旦引けばどうとでもなるのでメリットと言えるかどうかは非常に微妙だった。
スカーフカイオーガの利点としては、やはりメガレックウザ、ゼルネアス、メガガルーラなどの上を取れることがかなり大きい。
メガレックウザもれいとうビームを選択肢さえすれば受けだしを許さずデルタストリームを貫通して倒せる事が多かった。
技考察 [編集]
型考察 [編集]
基本アタッカー型 [編集]
特性:あめふらし
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:C252をベースにHS調整
持ち物:いのちのたま/ラムのみ/こだわりメガネ/きあいのタスキ
確定技:こんげんのはどう(ハイドロポンプ)orなみのり/れいとうビーム
優先技:かみなり
選択攻撃技:しおふき/めざパ(炎/草)
選択補助技:どくどく/でんじは
スカーフ型に比べて抜き性能は劣るが、撃ち分け性能を得て持ち物にも幅を利かせることができる。
ラムのみ:スカーフカイオーガを無理やり止めようとする襷やいたずらごころからの電磁波を無効化する。
いのちのたま:撃ち分け性能に加えて高火力。水技受けに出てきた後出し草タイプや水タイプを倒せる。
こだわりメガネ:超火力により自分より遅いポケモンにめっぽう強くなる。ただし撃ち分けはできない。
きあいのタスキ:対面性能を底上げする。剣舞アルセウスなどが仮想敵か。
めざパ炎は候補に入るのか?
ナットレイくらいしか撃つ相手いないしそのナットレイには雨状態のハイドロポンプやしおふきの方が威力高い。
天候変えられたときならめざ炎が刺さるがカイオーガは基本雨状態で戦うのでピンポイントすぎる。
500戦ほどカイオーガ使ってるがめざパ炎がほしいと思ったことは一度もない。
眼鏡しおふきならナットレイがHD特化でも確2。
↑ダブルでのスカーフカイオーガメタである、グラードンナットレイの並び対策。
ピンポイントだけどありえないわけではない。
スカーフ型 [編集]
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:特攻252 素早さ252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:しおふき/かみなり
選択技:ぜったいれいど/ふぶきorれいとうビーム/なみのりorこんげんのはどう(ハイドロポンプ)
特性あめふらし+高威力技しおふき+タイプ一致補正+高い特殊攻撃種族値+こだわりスカーフ
のコンボにより、伝説のポケモンすらも一撃で洗い流す圧倒的破壊力を持つ。
サブウェポンのかみなり確定。特性で必中の上、水技との相性補完は抜群。
残り2枠も水・電を両方半減する草タイプにれいとうビーム、HPが減った時のためのサブ水技推奨。
ひかえめ準速スカーフで最速メガミュウツーY、マルマインまで抜ける。
臆病にすればアギルダー、メガジュカイン、メガスピアー、メガフーディン、メガプテラ、アタックフォルムデオキシスも抜ける。
【ORAS】ゲンシカイキ基本型 [編集]
特性:あめふらし→はじまりのうみ
性格:ひかえめorおくびょうorれいせい
努力値:C252をベースにHS調整
持ち物:あいいろのたま
確定技:こんげんのはどうorなみのり/れいとうビーム
優先技:かみなり
選択攻撃技:しおふき/めざパ草/アクアテール/じしん/絶対零度
選択補助技:どくどく/でんじは
特殊耐久が上がる、持ち物固定、攻撃がアップなどほぼカイオーガとは別物のポケモン。
これにより特殊受け兼特殊アタッカーのような運用が求められる。
単体性能で考えるなら拘りアイテムなどを持ったほうが強力なのだが、水技を無効化するゲンシグラードンの出現により今までのようには動けなくなった。ゲンシカイキで天候を奪っても素早さで負けるとだんがいのつるぎで致命傷を受けるので今作の対グラードンでは厳しい戦いを強いられることになるだろう。グラードン側はカイオーガの大抵の技に後出しが可能だが、カイオーガは炎技以外には後出ししづらい。
↑グラードン側も素早さで勝っていても天候を制圧されたら居座らないんじゃないか?ゲンシグラードンの強さは特性によるものの上、だんがいのつるぎは命中100じゃないし致命傷は受けても倒れなければ水技で逆襲できる。
あまり言及されていないが、耐久に多く割かないと無補正珠A252メガレックウザのガリョウテンセイですら上から確一で倒されてしまう。意地A252珠メガレックウザのガリョウテンセイまで耐えるには例えばH108,B244ほど振る必要がある。レックウザがメガる前の対面ではSで負けていようが相手がメガるのが後である以上天候を取れず、上の耐久振りして余りをCに振ったC156補正有りゲンシオーガの冷Bでもデルタストリームのせいで確2と不利な要素しかないが、相手が積んでいない状態での死に出しなどであれば耐えてから逆襲できるので一応覚えておいた方がいいかもしれない。(かなり限定的な状況ではあるが)
↑の耐久調整を書いた者ですが、当初はこいつでレックウザを見れるか考えていてどうしようもないなりに辿り着いた耐久調整だったけど、一応意地A252珠アルセウスの剣舞神速も丁度確二に出来るみたいです。剣舞せずに神速二発の場合は超低乱2発(2%)で、逆にこちらからの攻撃は上昇補正C156振り雨下の波乗り程度でもH252アルセウスが確二なので対面では基本的に殴り勝てます。スカーフ型の場合は対面すると基本CS振りなので2発で沈まされるのに加え初撃でしおふきの威力をかなり下げられてしまうので、一応耐久振りした場合の利点と言っていいかなと思います。
現状、基本的な性能はゲンシカイキしないカイオーガに比べて見劣りすると言わざるを得なさそうだが、耐久振りすることによって他にも有利な相手が見つかるかもしれないので、現時点ではゲンシオーガを運用しようと思った場合、そのような相手を探していくことが課題か。
追記:ゲンシオーガはCS振りが基本の物理紙耐久と思われる傾向にあるのか、高速高火力アタッカーは居座って起点にしてくることがあったので読まれづらいとか、それらに怯えることなく高火力を打ち込めるといういう利点もあるかもしれないと感じた。又、耐久振りするとCSが終盤の掃除役として使われやすいのに対して、こちらは中盤の削り役として機能させやすいと使っていて感じた。
余談だが、ゲンシオーガC156振りは丁度11n調整になる。
【ORAS】ゲンシカイキトリル型 [編集]
特性:あめふらし→はじまりのうみ
性格:れいせい(基本は最遅)
努力値:C252H252、または耐久調整
持ち物:あいいろのたま
確定技:こんげんのはどう/れいとうビーム
優先技:かみなり
選択攻撃技:しおふき/めざパ地面or草/アクアテール/絶対零度
選択補助技:めいそう/まもる/みがわり
GSルールでも猛威を振るったトリルアタッカー型
最遅でS85となり、S4振り65族と同速となる。
鉄球カイオーガのような動かし方は難しくなるが、こちらは特性効果により天候を阻害されにくいことがメリット。
めざめるパワー地面や氷技を使えば、後から天候を変えてくるゲンシグラードン、メガレックウザにも対抗できる。
トリックルームの起動役としては、ジラーチ・クレセリア・ディアルガあたりがオススメ。
前者2匹はいやしのねがい、みかづきのまいにより、カイオーガを大きくサポートしつつ自主退場が可能。
ディアルガはカイオーガが苦手とするドラゴンポケモン、ゼルネアスなどに対抗手段があり、起点化されずに済む。
対カイオーガ [編集]
- 注意すべき点
みず・こおり・でんきの特殊攻撃技を覚え、攻撃範囲の広さは随一である。加えて雨補正により、一致水タイプの威力はさらに上昇。
こだわりスカーフを所持させて、雨状態のまま一致高威力の水タイプを攻撃してくる、俗にいう「スカーフカイオーガ」はかなり強力。
特に最大威力150のしおふきが採用されやすい。
また、逆にこだわり眼鏡を持たせる型や、特殊受け対策として絶対零度を採用している個体もあり、とにかく受けづらさが目立つ。
スカーフ絶対零度まで考慮すると、確実に受けられるポケモンは存在しないと言っていい。
ゲンシカイキすることで雨状態の永続、炎技の無効化をすることができるが、シングルバトルでは恩恵が少ないためか、持ち物制限のデメリットのためか、あまり採用されない。
- 対策方法
まずは強力な水技を封じないとどうにもならないので、基本的に水技に耐性を持つポケモンが優先される。
ディアルガ、パルキアといった水に耐性を持つ伝説ポケモンや、ゼクロムのような一致で弱点をつけるポケモンが望ましい。
特にディアルガ、パルキアは氷が弱点にならないため、カイオーガを大きく抑制できる。とつげきチョッキとの相性もよい。
対面状況なら、アルセウスの神速やスカーフ持ちでカイオーガより速いポケモンの先制攻撃で、しおふきの威力を軽減することはできる。
ORAS環境では、ゲンシグラードンの登場により、水に耐性を持ち、なおかつ氷を弱点としないポケモンが登場。
ゲンシグラードンは氷技以外を寄せ付けないため、逆に起点にすることすらできる。
一般ポケモンではラッキー・ハピナスなどが比較的対処しやすいが、絶対零度には注意したい。
絶対零度さえなければ、禁止伝説戦においての対処法はいくらでもある。
有名な話だが、ヌケニンで完封できる。
覚える技 [編集]
レベルアップ [編集]
技マシン [編集]
過去作技マシン [編集]
第3〜第4世代
No. | 技 | 威力 | 命中 | タイプ | 分類 | PP | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
技03 | みずのはどう | 60 | 100 | みず | 特殊 | 20 | Lv/教え | |
技34 | でんげきは | 60 | - | でんき | 特殊 | 20 | 教え | |
技55 | しおみず | 65 | 100 | みず | 特殊 | 10 | ||
技72 | ゆきなだれ | 60 | 100 | こおり | 物理 | 10 | ||
技83 | しぜんのめぐみ | - | 100 | ノーマル | 物理 | 15 | ||
秘05 | うずしお | 35 | 85 | みず | 特殊 | 15 | HGSSのみ |